Be a Diver 〜ひよっこダイバーのかきおき〜

潜って、旅して、記憶に残す。そんな感じを記録しています。

溜めすぎたストックは借金の始まり(沖縄編最終話)

 

緊急記者会見

ほんとにごめんなさい

Q.年が明けてしまったが?(それどころかもう3月も終わりだが?)

A.文面は既に完成していました。あけましておめでとうございます。

 ストックが多すぎるのも考えものですね(すっとぼけ)

 

Q.なぜすぐに投稿しなかったのか?

A.①日頃頭の中で練っているような文面がなかなか反映できなかったから。

 ②記事の作成に2時間以上かけてしまい疲弊してしまった。(長文になりがち)

 ③アプリ使い勝手悪い

 

Q.今後このブログをどうしていくつもりなのか

A.変に投稿頻度を設定すると嫌になりそうなのでこれからもマイペースに頑張ります。

 

Q.旅行しておいて日が空くと内容の鮮度が薄れるのでは?

A.すぐ書きます・・・。

 

ということで、前回のブログからうだうだしていたら時が経ってしまった。

今年もよろしくお願いします。

実は函館とか下呂温泉とか行ってたけど意識低すぎて

ろくな写真を撮っていませんでした。

(禊と供養の意味も込めて数枚載せておきます)

 

函館旅行(R5.12.7〜10)

下呂温泉旅行(R5.12.28〜30)

笠松競馬場

 

(写真の素材すくなっ)

 

2月11日(講習2日目)

北谷ナンバーワンビーチ

「2日目はここ」と指定された場所に向かったら、

日本でも沖縄でもない空気感の場所に到着した。

沖縄県中頭郡北谷町

米軍基地が近くにある影響で、街並みがとにかくアメリカっぽくなっている。

日本、中国、アメリカのそれぞれの文化が混在した上で、

自分たちで作り上げた文化も共存している。

沖縄のこういうところ、結構好きだったりする。

 

テスト

テストといっても自動車免許のような形ではなく、ほぼほぼ昨日と同じ流れだった。

まずは機材のセッティングから。

「最初はどうすればいいんだっけ?」

「次は何を装着する?」

といった感じの一問一答を繰り返しながら進めていく。

答えに詰まればフォローしてくれるから、テストという感じはしなかった。

昨日と同じように機材を背負い、海に入っていく。

海の中でもやることは昨日と同じ。指示されたことを実践し、

クリア出来れば次に進める。

 

こんなんでいいの?

指示されたことを実践し・・・あれ?

なんというか、正解できたという実感がない。

特に感じたのは、中性浮力の部分だった。

マスクや機材の付け外しやマスククリアといった部分は外せた、直せたという実感が

まだあったが、中性浮力だけはなんにも実感がない。

というのも、「中性浮力」と指示されて、なんとなく身体を伸ばして

姿勢をキープしていたら、すぐに「OK」が出されてしまった。

中性浮力は、ライセンスを取った後もちゃんと

身につけておかないといけないスキルだ。

それどころか、ライセンス取得後もしっかり出来ていないダイバーもいるらしい。

中性浮力出来てる!という感覚がないまま次に進んでしまったのは、

あまりよくなかったと思う。

 

テストは普通のダイビングの中で行う感じなので、

テスト中でも普通に生き物の紹介とかしてくれた。

慣れてくるとピースも余裕よ

有名らしい海中ポスト

言われるがままついていくと、「ここが18m」と説明された。

つまり、最初のライセンスで行ける最深部だ。

立て続けにプレートに文字が書かれ、それを持たされる。

見てみると、「祝OW」と書かれていた。

・・・気付いたら合格していた。

ペンに繋がってる紐のせいでOW合格を否定された感が出てしまっている



その後はお金の支払や申込書の記入を兼ねて、

沖縄で一番おいしいという沖縄そば屋「浜屋」でご飯を食べた。

特に筆記のチェックもされなかったけどこんな適当でいいのかな?

沖縄一美味しいそば「浜屋

okinawa-hamayasoba.com

 

手続きが終わり、解散となった。

これで晴れてダイバーになれた。あんまり実感は湧いてないけど。

 

その後の沖縄

午前中からのダイビングだったので、午後まるまる空いてしまった。

せっかく沖縄に来ているんだし、今まで行ったことないところに行ってみよう。

というわけで沖縄の東にある「斎場御嶽」に行くことにした。

運転していて思ったが、沖縄の真ん中から東側って、

中山間地域のような場所もあるんだなぁ。

沖縄旅行と言えば美ら海!アメビレ!国際通りが黄金コースになるわけで、

基本的に移動はゆいレールゴーパチ国道58号線)をレンタカーで

移動するかだから、東の印象がないのも当然かもしれない。

 

斎場御嶽

okinawa-nanjo.jp

有名であって神聖な場所、ということで訪れたが、想像以上に森の中だった。

神聖な場所だからこそ開放的なものではないのかもしれないが、

まさかここまでモンハンチックな場所だとは思わなかった。

ダイビング終わり、サンダルで来てしまったことが裏目に出て、

ひたすら踏ん張って滑らないように進んでいった。

「台所」を意味する「寄満(ゆいんち)」。交易品が集まる場所

ちょうど光が差し込んで神々しく映った

5番目の拝所である「三庫理」、その先にある拝所「チョウノハナ」には

立ち入ることができず、三角岩の手前で写真を撮るだけになってしまった。

岩を通り抜けた先にある景色が絶景とのことで・・・

いつか行ってみたい。

 

ニライカナイ

ところで、斎場御嶽に行くまでの道のりの中で、大きなループ橋がある。

ニライカナイ伝説にあやかって、というかそっくりそのまま名付けられた橋で、

走っていて絶景だった。

終始曇りで写真映えしないかもと思いながら展望台のような場所へ行くと、

ラッキーなことにちょっと晴れてきた。

そこで撮った写真がこれ。

かろうじて晴れてくれた



 

 

帰路と振り返り

帰りは昼過ぎの便。

最終日にして快晴めいていてキレそうになった。

帰り際に晴れんじゃねぇ

曇りがちな日が続いたせいで、海の写真もどことなく薄暗い。

青々した海面を撮りに行くことも出来ないわけではなかったが、

早朝に飛び出してチェックアウトの時間までに戻り、

ゆいレールまでダッシュして飛び乗る・・・のはさすがにリスクが大きすぎる

判断したのは、後から考えると間違いじゃなかったかな、と思う。

コーレーグースの瓶(750ml)と大量の黒糖、

オリオンビールのタンブラーを密輸した。

オリオンビールのグッズって集めちゃうよね

 

ライセンスを取った感想としては、

合宿だとやはり技術習得が不十分になる

・海はめっちゃ綺麗

・自発的に行き続けないと多分どんどん忘れていく

ウミヘビ怖い

 

といったところか。

ダイビングは決して安い趣味ではなく、時間も一日の内の半分は取られる。

そんな趣味を自発的に続けていくのは、かなりの覚悟が必要だ。

もちろん一人で潜るわけではないから危険すぎるというわけではないが、

空気を始めとした管理は自分自身でやらなければならないので、任せきりもよくない。

これからはちょくちょく潜りに行こう。せっかく始めた趣味なんだから。

無理のない程度に。

こいつはホテル近くの駐車場に居座ってたニャンの者

 

敵はフィン(沖縄編第3話)

 

業務連絡

石垣島行ってきました(11月4日〜6日)

あーもうめちゃくちゃだよ(投稿プラン)

というかいきなり過去回想から始めてしまったことと

散文すぎて長期化してしまったせいで

沖縄編が終わる前に石垣島ダイビングの日になってしまった。

こっち早く書きたいのに

というわけで沖縄編を適当にまとめてさっさと書きます。(石垣編はこちら)

 

2月9日(出発当日・講習前日)

(第2話はこちら

いざ沖縄

夕方便でも混んでいた

出発は午後。羽田発なので自宅からの移動時間もそこまでかからない。

のんびりパッキングを済ませつつ、羽田へ向かうことにした。

そういえば、最後に飛行機に乗ったのって3年前だったっけ。

飛行機に乗った期間が空くと、チェックインとか保安検査とか、

空港ならではのイベントに心が躍ってしまうのはきっとあるあるだ。

ライセンスの申請用の写真も事前に用意しておいた。

東京は翌日から猛烈な雪に襲われるらしい。かわいそうにね。

www.mlit.go.jp

僕はこの寒波地獄からひと足先に脱出するよ。

 

到着

これ絶対撮っちゃうよね

フライト自体は特に問題もなく到着した。

通信機器が使えるようになったので携帯を見てみると、着信が入っていた。

折り返すとショップの方が出て、「11時に真栄田岬へ来て欲しい」とのことだった。

ほんとは他に体験ダイビングの人がいたため9時集合だったらしいのだが、

キャンセルとなったことで遅い時間の開始になったみたい。

他に参加者がいることは覚悟の上だったので、むしろラッキーだ。

カップルとか陽キャコンビじゃないといいな心から思っていた。)

ただ、真栄田岬は非常に遠い。

遠すぎィ!!

予約したホテルから真栄田岬までは車で約1時間。アレもあって

足はまだ確保していない。

バスという手段もあるが、いろいろある*1ので2時間はかかりそう・・・。

11時ならレンタカー屋に開店凸すれば向かえる時間だが、ホテル近くのレンタカー屋は

空きがないか超高値かの2択になっていた。

 

代わりの交通手段

そこで浮かんだのがバイクだった。

・持って行く物を考えると車は持て余す。

・同行者がいるわけでもない。

晴れ予報だし、125ccなら車と遜色ないぐらいのスピードも出せる。

・レンタカーより安い

・ダイビング以外でも足として使える。

 

うん、メリットしかない。

早速予約を済ませた。これで移動の問題もなくなった。

 

2月10日(講習1日目)

 

通り雨

死ぬほど雨降ってる・・・

台風かな?ってレベルで降ってるわけだが、天気は晴れ予報。

いわゆるスコールと呼ばれるものなのかは不明だが、とにかく猛烈に降っていた。

ショックを受けすぎたのととにかく店に向かわなきゃで写真すら撮れなかった

まあでもどうせ濡れにいくわけだし!(超ポジティブ)

レインコートを買ったところでゴミになるのは確定していたので、

何も羽織らず向かうことにした。

(沖縄というか亜熱帯ってこれ普通なの?)

 

講習開始

真栄田岬に着くとショップの人が待っていた。(雨は向かっている途中に止んだ)

ポイントに着いてからは機材の説明を受け、着替えて海に繰り出した。

「あまり早く履いてしまうと動きづらい」ため、浅瀬でフィンを履くことになったが、

これがとにかく履きづらい。

すでに機材を背負っているためただでさえ動きが取りにくいのに、

寄せては返す波に耐えつつ履いていくのは、海慣れしていない人間には至難の業だ。

足をはめればいいというわけではなく、ストラップで締めなければならず、

最初の難所がまさかここになるとは・・・という思いに駆られた。

 

フィン履けました(達成感)

なんとかフィンを履き終え、ゆるやかに潜り始める。

耳抜きと呼吸は体験ダイビングの経験と事前学習のおかげで慌てずにできた。

マスククリア(マスク内に入った水を抜く)マスクを外して付け直す動作

BC*2を外して着直す動作中性浮力を海中で行うことを主にやった。

2本潜るとはいっても2日目は試験を兼ねたファンダイビングとなるため、

覚えるのはここしかない。

片っ端から必死に覚え、総まとめも済んだところで1日目が終了した。

 

1日目を終えて

 

あれこれやらされた1日目はあっという間に終わり、15時頃に解散となった。

必死に覚えようとしたけど、ただただ言われたとおりに動くだけで、

頭に何も定着しなかった。

こんなんで試験受かるのかな・・・

来た道をまたバイクで戻る。明日同じ時間にと言われていたので遅刻しないように

することと、機材のセッティング方法を反芻しながら。

 

(第4話(沖縄最終話)に続く)

 

 

*1:時間通りにこない、手を挙げないと停まってくれない(噂)、車社会ゆえに渋滞地獄など・・・

*2:浮力調節装置。タンクとくっついてるベストみたいなやつのこと

学科講習と旅行前のバタバタ(沖縄編第2話)

2月5日(講習5日前)

(第1話はこちら

「Stars」・・・?

当日を待つだけ、と言ってもこっちで済ませて置くべきことはちゃんとある。

本来ショップで行う学科講習を済ませておかなければならない。

教材代を入金したところ、ショップから講習のURLが送られてきた。

あれ?こんなんだっけ?

開いてみると、左上には「Stars」と書かれていた。

あれ?

StarsはPADIやNAUIのようなダイビング団体なのだが、他よりも知名度が低い。

もちろんStarsという団体を知らないわけではなかったし、

この団体だと拒否されることがある、なんてことはない。

でも、最初はメジャーな団体で始めたかったというのが正直なところで。

入金してしまった以上、自分はもうStarsの人間として生きていくしかない。

そう覚悟を決めて、学科講習を始めた。

 

学科講習の流れ

マニュアル(教科書)を読み、ファイナルチェックと呼ばれるテストを受け、

合格すると自分のメールアドレスに合格証が届く、という流れ。

合格するとこんなのが送られてくる


内容は器材関係(名前、手入れの方法)、海について(地形、危険な生き物等)、

水中と陸上の違い(圧力、光や音の違い、水中での呼吸方法、減圧症等)、

ダイビングに関するルール(ダイブテーブル、プランの立て方、窒素消失時間等)。

ダイビングに興味がある人ならすっと覚えられるような内容で安心した。

(というか学科クリアできないと次へ進めないので必死だった)

読み込んだ後はテストを受けるわけだが、これもそこまで難しいものではなく、

一発で合格基準の8割をクリアすることが出来た。

(ただ8割ギリでクリアしたため点数の見栄えが悪く、満点取るまで繰り返した)

 

学科講習を終えて

テストの問題は笑えるようなおもしろい問題もあって、楽しく解くことができた。

モンハン検定かな?

中には難しい単元(ダイブテーブルとか減圧停止とか無減圧限界時間とか)も

あるのだが、正直そのへんはインストラクターの人におまかせしてしまおうという

気持ちでいたため、最低限の知識だけで乗り越えた。(ダメ人間)

 

2月8日(出発前日・講習2日前)

ダイビングで必要なもの

・水着

・(Cカード

・(ログブック)

・バスタオル

・帰りの着替え

・現金

・お菓子

・日焼け止め(羽織れるものを含む)

最低限こんな感じ。(Cカードとログブックはこの時点で未取得なのでカッコ書き)

タオルと着替え

タオルはフェイスタオル程度だと全然足りない

帰りの着替えは水着が短パンを兼ねる男は特に忘れやすいので注意。

(濡れたまま帰るのがシンプルに気持ち悪い)

現金について

ダイビングショップはたいてい現金支払いのところが多い

その他の支払いはあってもPayPayぐらいな感じがする。

クレジットカード支払いもあるところはあるのだが、手数料を取られるのが嫌なのか

手数料分を上乗せして請求するショップもある。

お菓子・・・?

遠足気分極まっていると思われがちだが、お菓子はめちゃくちゃ大事。

ダイビングというのは想像以上に体力を使う。

ウェットスーツは着づらいし、タンクやウエイトといった器材を装着すると、

とんでもない重量が身体にかかる。

潜る場所ももしビーチ(砂浜等から潜ること)となれば、その重い器材を背負ったまま

海まで移動しなければならない。

潜ってからも泳いだり波に抵抗したりと忙しく、海から上がったあとの疲労はものすごい。

そんな時に体力を回復してくれるのがお菓子というわけだ。

お昼ご飯を食べてから潜る場合、食べすぎると波のうねりや水中の圧力にやられて

気持ち悪くなってしまうこともある。

なので、ご飯ほど大量に食べずとも手軽にエネルギーが得られるチョコなどがあると

非常に助かる。(経験談

 

送迎は?(半ギレ)

ショップとやりとりしている中で、「泊まるホテルを教えてほしい」と言われた。

予約した那覇市のホテルを伝えたところ、「わかりました」とだけ返ってきた。

あれ?無料送迎あるよね?迎えの時間とか教えてくれないの?

HPを見る。「沖縄市内送迎無料!」と書いてある。

そう、送迎は沖縄市内にホテルを取った場合のみなのだった。

読めばわかるし前の記事でその一文読んでから那覇にホテルを取っていた。

つまり、「沖縄(の)市内なら送迎無料!」だと思っていた。んなわけなくない?

京都市内送迎無料!」という文を読んで舞鶴や福知山にホテル取るような奴を

わざわざ迎えにきてくれる神業者がどこにいるのか。

さて、そんなことを考えているよりも移動手段を確保しないといけない。

直前のレンタカー予約はどこもとんでもない価格になっていて、手が出せない。

出発前夜、別のことに頭を悩ませることになってしまった。

 

第3話に続く)

 

 

ちょっとライセンス取ってくるね。(沖縄編第1話)

 

え!!沖縄でライセンスを!?

 

ダイバーへの道は、沖縄で開かれた。

今住んでる場所(東京)を考えると、わざわざ遠い離島まで行かずとも

近場(千葉とか神奈川とか静岡とか)でライセンスは取れる。

だけど、初めては沖縄を選んだ。

 

元から行くつもりだった

ダイビングとまったく関係なく、そもそも沖縄には行く予定があった。

部屋のすみでうずくまって毛布の中から寒波に中指を立てていた1月初頭、

こんなリリースを見た。

okinawasaihakkennext.com

・・・これだ。地獄から抜け出す方法はこれしかない。

宿泊支援と地域クーポンで3泊が実質2000円で済むなんて今後いつ同じ条件で

泊まれるかわからないし、年始の沖縄はオフシーズンで航空券も高騰しない。

天啓を受けたように各種予約を済ませ、胸を躍らせた。

沖縄に行ったのは大学生の時に一度、社会人になってから一度。

三度目の沖縄、何をしようかな。

斎場御嶽アメリカンビレッジ、修復中の首里城

3泊4日をどう過ごすか悩んでいたところに、また偶然が舞い込んできた。

 

ダイビングをやっている人と出会う

行程に頭を悩ませていながら仕事をしていた頃、去年からダイビングを始めたという

人と出会う機会があった。

その人とダイビングについて話している中で、

「合宿のような形なら最短1泊2日でライセンスが取れる

「知り合いと行くこともあるけど、一人で行くことも普通にある」

ということを聞いた。

「一人でも行く」という点には、特に勇気づけられた。

というのも、ダイビングは「知名度の割にやってる人が見当たらないランキング

の上位に入ってきそうな趣味であり、だからこそ有資格者同士の強いコミュニティ

みたいなものがどこにでも存在すると思っていた。

別記事でも改めて書くが、こういう狭い世界に一人で入っていくというのは普通以上に

勇気がいることで、なかなか始められない理由の一つになってしまう。

ダイビングショップのHPによくある「一人で始められる方がほとんどです!」という

謳い文句にも懐疑的だった。

でも、一人で行くって普通なんだ。

しかも、最短1泊2日でライセンスが取れる。

沖縄でやることを探していた自分にとって、これ以上ない目的となっていた。

ほんとぉ?

 

 

お店探し

ほんとに1泊2日を選ぶのか

最短1泊2日で取れる。

と言ってもオープンウォーターダイバー(第一段階となるライセンス、通称OW)の

すべてがそういうわけではない

通常のOWライセンスは、座学、実技講習、海洋実習(テスト)という流れで進む。

実技を丁寧に指導するとなれば、連続受講でも最短4日から、というようなことも

普通にある。

それを1泊2日で済ませようというのだから、いかに詰め込みまくってるプランなのかが

わかるだろう。

それでも、その道を選択したのには理由があった。

 

 

潜った日は飛行機に乗れない、疲れから来るトラブル防止

「減圧症」という、血液内や組織内に出来た気泡が体内のあらゆるものを傷つける

病気になってしまう。

www.msdmanuals.com

つまり、帰りの便を遅くして最終日含めた講習プランを組むことがほぼ不可能なのだ。*1

減圧症ももちろんなのだが、そもそも「経験したことのないことをする」というのは

どんなに前向きに始めたとしても普通に心身ともに疲弊する。

へろへろの状態だと予期せぬトラブルに遭遇することもあるし、4日間のうち帰京日

以外にも1日フリーな日を設けて余裕を持たせたかった。

 

 

ここで始めなかったら絶対後悔する

これまでにもライセンス取得の機運が高まったことは数多くあった。

何度地元のダイビングショップの申し込みフォームにアクセスしたかわからない。

それでも取得に至っていなかったわけで。

環境も時間も整っているこの旅行で取得しなければ、もう一生取らないと思った

 

 

お店に求めたこと

お店を探すにあたり、

・1泊2日プランがあること(学科講習が事前にできること)

・金額が比較的抑えめであること

・ライセンス団体がPADIもしくはNAUI(要は名の通じるメジャーな団体)であること

・送迎があること

を条件に探していた。

そうして出てきたお店は、学科はeラーニング、沖縄市内送迎無料!とあった。

このお店だ!と決めて、お店に予約を入れた。

ホテルも取った。那覇市に。

あとは当日を迎えるだけだ。

第2話に続く)

 

*1:しかも、行きは午後便しか空いていなかったので、初日は無いも同然だった

書くにあたってのこれからのこととか。

 

当面のブログの大まかな流れ。

これを書いている2023年10月現在、

私のダイビング本数(ライセンス取ってから潜った数)は14本となっている。

ほんとはライセンスを取りに行った2023年2月からブログも始めれば

ちょうど良かったのだろうけど、残すか悩んだりなんやかんやしてたら

こんな時期になってしまった。

しばらくは過去のことをブログのネタにしつつ、記事を溜めていこうかなと思う。

 

ダイビング経歴書(随時更新・ある意味目次のようなもの)

2019年9月 沖縄で友人と体験ダイビング。

2023年2月 沖縄弾丸ダイビングライセンス取得旅行決行。晴れてダイバーになる。

2023年7月 静岡でAOW講習受講。水深18mの壁を超えられるようになる。

2023年9月 フィリピン・セブ島へダイビング旅行。野生のジンベエザメと泳ぐ。

2023年11月 石垣島でダイビング予定。

そして伝説へ・・・

 

AOWだの水深18mの壁だのよくわからないことが書いてあるけど、

これは記事にした時に説明していけばいいかなと考えている(丸投げ)

 

「いつから始めようと思ってたのか」という話。

初めての記事に、

休日を無為に過ごすのが嫌だ

だからダイビングの世界に飛び込んだ

的なことを書いたわけだけど、

「休日何もないの辛い・・・ッシャオラ!ダイビングやるぞオラァ!!

・・・と勢いそのまま崖から海に飛び込んでいったわけではない。

むしろダイビングへの憧れ、やってみたいという思いは社会人になるずっと前、

学生時代から抱いていた。

小さな頃から水族館大好きっ子だったし、

FOREVER BLUE」というダイビングがテーマのゲームが出た時は

中学1年生ながら即購入してのめり込んでいた。

無論、「あまんちゅ!」も「ぐらんぶる」も全巻購入している。

 

www.nintendo.co.jp

 

comic.mag-garden.co.jp

 

afternoon.kodansha.co.jp

 

以上より、最初の記事から読み取れそうな衝動的な感情とはまったく逆。

むしろダイビングは小さな頃から憧れてきた夢そのもので、

始められる状況ならとっくに始めたかった。

でもその意思を阻む壁が幾重にも襲いかかってきて、一進一退の攻防が続いて・・・

ようやく前に進めたのが、2023年2月だった、というわけだ。*1

 

やりたいことは、早めに始めよう。

ライセンスを取ったのは28歳最後の月。

というかライセンス取得した2週間後には29歳になろうかという時だった。

思い切ってダイビングを始めたということに、後悔はしていない。

でも、もっと早く始められていた可能性もあったわけで、

ダイビングに限らず出足の鈍さを嘆いたことは数回では収まらない。

何もしなくても、歳を重ねれば身体は衰えていくわけで。

いつかやろうと思っていることが、

意欲はあっても身体的に出来なくなってしまう可能性だってある。

それなら。やってみたいと思っているなら。

とりあえず始めてみるって大事かなぁと実感した。

続かなくたっていいし、合わなかったり思っていたのと違っていたとしても

無理に続ける必要はない。

やりたいと思ったことはとにかく早めにやってみる。

どう転ぶかはわからないけど、きっと後悔はしないから。

 

次回、沖縄編 始まります

 

*1:上にあるように、実はその前2019年9月)に体験ダイビングに行っている。これもライセンスを取る大きな原動力になるんだけど、なぜその時取得にまで至らなかったのかはまた別記事のお話

まずは、飛び込んでみること。

はじめに

社会人になって、自分で使えるお金が増えた。

勤務場所もカレンダーどおりに働けるし、有給も取りやすい。

学生の頃と比べて、明らかに活動範囲が広がった、と思う。

 

・・・だけど。

社会人の休日は、いとも簡単に過ぎていく。

学生の頃も、午後過ぎまで寝ていたなんて普通にしてたけど、起きてからも無限に時間があるような気がしていた。

社会人はそうはいかない。

一日の大半を職場で過ごし、時間外勤務をしようものなら帰宅してすぐ次の日がやってくる。

だからこそなんでもできる休日が大事になってくるのに、その貴重な休日を寝て過ごしてしまうなんて、取り返しのつかない失態だ。

起きていたとしても、ソシャゲ、SNSYouTube・・・

何も後に残らないもので時間が消費されていくなんて、耐えられない!

 

そう思って、立ち上がってみることにした。

いや、飛び込んでみることにした。

果てなき海の中へ。ダイビングの世界へ。

 

ヘッダーにも設定したこの子。そのうち記事に出てきます。