Be a Diver 〜ひよっこダイバーのかきおき〜

潜って、旅して、記憶に残す。そんな感じを記録しています。

ちょっとライセンス取ってくるね。(沖縄編第1話)

 

え!!沖縄でライセンスを!?

 

ダイバーへの道は、沖縄で開かれた。

今住んでる場所(東京)を考えると、わざわざ遠い離島まで行かずとも

近場(千葉とか神奈川とか静岡とか)でライセンスは取れる。

だけど、初めては沖縄を選んだ。

 

元から行くつもりだった

ダイビングとまったく関係なく、そもそも沖縄には行く予定があった。

部屋のすみでうずくまって毛布の中から寒波に中指を立てていた1月初頭、

こんなリリースを見た。

okinawasaihakkennext.com

・・・これだ。地獄から抜け出す方法はこれしかない。

宿泊支援と地域クーポンで3泊が実質2000円で済むなんて今後いつ同じ条件で

泊まれるかわからないし、年始の沖縄はオフシーズンで航空券も高騰しない。

天啓を受けたように各種予約を済ませ、胸を躍らせた。

沖縄に行ったのは大学生の時に一度、社会人になってから一度。

三度目の沖縄、何をしようかな。

斎場御嶽アメリカンビレッジ、修復中の首里城

3泊4日をどう過ごすか悩んでいたところに、また偶然が舞い込んできた。

 

ダイビングをやっている人と出会う

行程に頭を悩ませていながら仕事をしていた頃、去年からダイビングを始めたという

人と出会う機会があった。

その人とダイビングについて話している中で、

「合宿のような形なら最短1泊2日でライセンスが取れる

「知り合いと行くこともあるけど、一人で行くことも普通にある」

ということを聞いた。

「一人でも行く」という点には、特に勇気づけられた。

というのも、ダイビングは「知名度の割にやってる人が見当たらないランキング

の上位に入ってきそうな趣味であり、だからこそ有資格者同士の強いコミュニティ

みたいなものがどこにでも存在すると思っていた。

別記事でも改めて書くが、こういう狭い世界に一人で入っていくというのは普通以上に

勇気がいることで、なかなか始められない理由の一つになってしまう。

ダイビングショップのHPによくある「一人で始められる方がほとんどです!」という

謳い文句にも懐疑的だった。

でも、一人で行くって普通なんだ。

しかも、最短1泊2日でライセンスが取れる。

沖縄でやることを探していた自分にとって、これ以上ない目的となっていた。

ほんとぉ?

 

 

お店探し

ほんとに1泊2日を選ぶのか

最短1泊2日で取れる。

と言ってもオープンウォーターダイバー(第一段階となるライセンス、通称OW)の

すべてがそういうわけではない

通常のOWライセンスは、座学、実技講習、海洋実習(テスト)という流れで進む。

実技を丁寧に指導するとなれば、連続受講でも最短4日から、というようなことも

普通にある。

それを1泊2日で済ませようというのだから、いかに詰め込みまくってるプランなのかが

わかるだろう。

それでも、その道を選択したのには理由があった。

 

 

潜った日は飛行機に乗れない、疲れから来るトラブル防止

「減圧症」という、血液内や組織内に出来た気泡が体内のあらゆるものを傷つける

病気になってしまう。

www.msdmanuals.com

つまり、帰りの便を遅くして最終日含めた講習プランを組むことがほぼ不可能なのだ。*1

減圧症ももちろんなのだが、そもそも「経験したことのないことをする」というのは

どんなに前向きに始めたとしても普通に心身ともに疲弊する。

へろへろの状態だと予期せぬトラブルに遭遇することもあるし、4日間のうち帰京日

以外にも1日フリーな日を設けて余裕を持たせたかった。

 

 

ここで始めなかったら絶対後悔する

これまでにもライセンス取得の機運が高まったことは数多くあった。

何度地元のダイビングショップの申し込みフォームにアクセスしたかわからない。

それでも取得に至っていなかったわけで。

環境も時間も整っているこの旅行で取得しなければ、もう一生取らないと思った

 

 

お店に求めたこと

お店を探すにあたり、

・1泊2日プランがあること(学科講習が事前にできること)

・金額が比較的抑えめであること

・ライセンス団体がPADIもしくはNAUI(要は名の通じるメジャーな団体)であること

・送迎があること

を条件に探していた。

そうして出てきたお店は、学科はeラーニング、沖縄市内送迎無料!とあった。

このお店だ!と決めて、お店に予約を入れた。

ホテルも取った。那覇市に。

あとは当日を迎えるだけだ。

第2話に続く)

 

*1:しかも、行きは午後便しか空いていなかったので、初日は無いも同然だった